安いメシ屋で何が悪い?めしや幸☆店主オヤジのオリジナルストーリー

まいど、めしや幸のオヤジです

さて今回は、

めしや幸”KOH”店主のオヤジが

なんで「安いメシ屋」にこだわって

店をやり続けてるんかって辺りを

赤裸々に語ってみようかと思う。

せっかくブログも始めてみたことやし、

どうせやったら安いメシ屋に対する

オヤジの意気込みなんかも

知ってもらおうかと、まぁそんな所。

ウチが気になって、

メシ食いに来てくれるんなら

そんなオヤジの想いも知ってたら

味わい方も少しは変わるかもやん?

・・・知らんけどw

ま、オヤジの独り言やと思って

気になってくれた人は

ぜひ最後まで読んでくれたら

オヤジも書いた甲斐あるし。

それに

基本、オヤジは無愛想で通ってるから

店であれこれ話すること滅多ないし。

なので、せめてブログくらい

こうやって色々書いておけば、多少なり

オヤジのコトを知ってもらえるかなって

そんな意味合いもあったりする。

んで、こういうのって

ある種、個人店の魅力でもあるかと。

自分の店やねんから、

好きなこと発信していかんとな!

チェーンでは出来んような個性豊かな店が、

全国にたくさん存在してるんは、それぞれに

ええとこあるからに他ならんわけで。

このブログもそういう意味での一環。

ネットとかパソコンとか

どう見ても無関係そうなオヤジが

めしやのブログ必死こいて書いてる…

それだけでも何か、おもろそやろ(笑)

(まぁ実際、機械とかスゲぇ苦手やが)

どうぞ笑ってやってくれw

とまぁそんな感じで、

普段店に来れんような人らも

面白がって読んでくれたら、

それだけでも良きかなと。

ってことで

今回は少々長めの記事にはなってるが

時間良ければお付き合いよろしく。

めしや幸”koh”のオヤジが「安いメシ屋」にこだわる理由

ほんじゃ、

オヤジがなんでそんなに

「安いメシ屋」にこだわってるんか

って所を説明していこうと思うが、

一気に色々書きすぎても混乱しそうなんで

小分けにして書いていこうと思う。

単純に「安いメシ屋」に

こだわる理由はもちろんやけど

なんでそうなったんかとか、

オヤジの飲食歴とかも踏まえて

読み進めていってくれたら

より理解も深まるかなと思います。

奇跡のメシ屋を目指して

オヤジは16ん時から、

飲食関係で働いとるから

歴で言えばもう20年ほどになるか。

その間バンドやってみたり

まぁ、、、色々あったけどな(笑)

※ちな、オヤジはドラマーでもある※

でもま、予定では命全うするまで

今の感じでメシ屋やるつもりやから

それで言うと、まだ半分にも満たんが。

夢(というか目標?)は

「奇跡のメシ屋」にすること、かな?

外食すんのが金持ちだけの特権なんて

そんな未来、どう考えても寂しすぎる。

「格差社会」って度々、話題なるが

せめて並の食事くらい、

平等に外食できる世の中を

小規模なりに残したい

ってのが、オヤジの目指したい所。

まぁメシ屋を始めた当初は

商売ってもん自体よく分からんまま

(今もよく分かってないがw)

ただただ、メシ作るだけやったけど、

年数重ねることで、オヤジなりに

商売(メシ作り)に対する流儀的なもんが

段々固まって来たって感じ。

でもま、儲けだけに走るような

「利益先行主義」みたいな人らには

オヤジの話なんざ、

ただの戯言に聞こえるやろうけどw

せやけど、オヤジは本気なんで

多少、身を削ってでも

命尽きるまで貫き通すつもり。

オヤジの給料なんて、

しこたま売れた時のみ

気持ち出るかな?程の価格設定。

(嫁ちゃんには苦労かけるがな!汗)

まぁ要するに、毎日が

「利益還元祭」的な店やと

思ってもらえれば、これ幸いかと。

オヤジってホンマはイタリアン

で、そんな端から見ればアホな事、

懲りもせず続けてるオヤジやけど、

今の店を始めるに当たって

「メシ屋」として修行したのは約2年。

その前まではずっと、ガラにも無く

イタ飯屋さん(イタリアン)で

せっせと働いてたんだわさ。

(約10余年は働いたかな~)

基本、調理には興味があったりで

なんとなく、16ん時バイトで入って

そのまんま居続けてしもた感じw

でもまぁ、お陰で料理は

そこそこ出来るようにはなったが。

なので、

メシ屋のくせに得意料理はパスタ全般。

今は家で、たまに作るくらいやけど、

常連様にはコソッと店で出すこともある。

ちなみに、

オヤジとしては「イタリアン」って

世界一簡単な料理やと思ってるw

その1番の理由は、

なんせ味付けがシンプル。

極端に言うと、塩こしょうさえあれば

大概のメニュー作れてしまうからな?

(”極端に言えば”なので誤解なくw)

せやから、巷で流行ってるような

イタ飯屋とかみると、いつも思うのが

・・・「値段の取り過ぎ」

これ感じる店、結構多い。

まぁ、お客の足下みんのも大概に。

ぶっちゃけたらよ?

仮に、全くの料理経験ない人でも

ある程度でよければ作れると思うし、

そこにレシピでもあろうもんなら尚更。

ちゅーかそれこそ、

毎日のメシ作りに追われてる

世のお母さん方に作らせたら

その辺の店の料理なんかより

よっぽど美味くできると思うし。

せやな、

例えば、ペペロンチーノなんか、

世界で1番簡単な麺料理やんけ。

(カップ麺とかは除くw)

それをやな、いかにもな感じで

偉そうな”食材うんちく”語りながら

提供してるんとか見るとマジ草やしw

一見して構えだけは

いっちょ前の店とか多いが、そんな

”うんちくアホコック”がおるような店に

高すぎるゼニ払う価値とは?

・・・ちょっと毒吐きすぎかw

ま、まぁそれはさておき。

とかく、

そんな高いメシばっか食わんでも

店来て、オヤジの機嫌良かったら

安く作ったるし気向けばどーぞ。

(※行儀のええ人限定)

メシは値段で食うもんちゃうぞ~

・・・?

おっと、インスタのクセで

つい小言が過ぎてしもたな(笑)

そうそう、そんな話はどうでもよくて、

(オヤジ、すぐ話脱線します。堪忍w)

「イタ飯屋」からの「メシ屋修行」

で、例えば「魚の煮付け方」とか

それこそ「出汁巻きの巻き方」とかも

全然知らんかったもんで、

(こっちの方が、よっぽどイタ飯よか難儀)

メシ屋をやるに当たり

師匠となる人に教えを乞うて、

約2年ほど修行してみたって流れ。

まぁ・・・

残念な事に、その師匠は

もうこの世にはおらんがな。

オヤジが尊敬する

数少ない料理人の1人。

亡くなる間際まで、夢見心地?で

料理してたほど生粋の料理人やった。

で、そんな師匠のお陰で

イタ飯しか作った事のなかった

若かりし頃のオヤジは、

料理を色々覚えられたってワケ。

正に、

毎日が新しい料理を学ぶ日々やった。

ほんで、

そんな師匠の1番得意としたのが

「魚のさばき方」

三枚おろしはもちろん

血合いの掃除から、

鱗取りとか、骨抜きとか

兜割やら、絞め方やら、諸々・・・

ほんまイチから教わった。

今、ある程度のメシ作れてんのは

師匠の力による所が大きい。

でもまぁ、

「いちいち説明なんかせん」

「勝手に見て覚えろ」

という、昔ながらのスタイルに

だいぶ悪戦苦闘したけどな(笑)

今となってはええ思い出。

修行中、休みは一応「週1」あったが

色々と覚えたい気持ちが強過ぎて

休みの日も店行って必死で盗み見まくって

遂には夢にまで出てきたくらいw

なので、店で魚出す時あるけど

ちゃんとオヤジが捌いたやつやし

他の料理も手作りやからご安心を。

”安い=安いなり”じゃアカン

それと、イタ飯やってた時は

全然意識なんてせんかったけど

「これがメシ作るってことか」

って、そんなことまで

思わせてくれたんも師匠やった。

イタ飯で働いてた時って、

どっちかいうと機械的というか

お客の為にメシを作るなんてこと

ほとんど意識したこと無かったし。

その点、師匠はすごかった。

「安いからって安いなりのモン

出しといたらええじゃアカンのや!」

って、

いつも口癖で、いつも本気やった。

今でこそ、

お客にメシ作る事の本質的なもん

やっと少しずつ

考えられるようになってきたけど

その頃から師匠が言葉少なくとも

教えてくれてたんかと思うと

オヤジとしても「まだまだやな~」

って反省する所。

あの世で師匠に笑われんような

メシ作りしていかんとな。

せやから、ウチはいわゆる

「利益度外視」の安いメシ屋やけど

そんな師匠からの受け売りもあって

本質的なメシ作ってるつもりやし

安いなりのもん出してる訳ちゃうから

その点は安心して貰えればええかと。

ま、そうは言うけど、

オヤジの不機嫌は変わらんけどな!

ウチは値段で愛想する店なんで。

大恩ある親方の話

で、

そんな「料理の師匠」とは別に、

「経営の師匠」ってのが

もう御一方、いらっしゃって。

それが、

2年間修行させてもらってた店

(京橋もとや本店)のオーナーで、

今しがた説明した

「料理の師匠」の実の兄に当る人。

(以下、親方と呼びます)

この親方に勧められて、

オヤジはメシ屋をやる決心をした。

まぁ、メシ屋やる言うたかって

お金も人脈もほとんどないし、

何から手付けたらええんかも

全く分からんかったオヤジ。

それこそ、

イタリアンなんてやろうもんなら

店作りからして、

資金も結構必要になってくるけど

「そんな格好つけんと、メシ屋やれ」

って、親方に言われたのがキッカケ。

半分乗せられた感もあったり?

(って、そんなん言うたら怒られるがw)

でもま、勢いだけは

人一倍あるオヤジなもんで、

お金貯めるのと同時進行で

料理(メシ屋)修行させて貰うことに。

親方の刷り込み?(その1)

とまぁ、そんな感じで修行に入った

若かりし頃のオヤジやったわけやが・・・

あ、

ではここで、ちょっと

ある種の「刷り込み」とも言えるかな?

と思う話を書いておく。

料理の師匠は亡くなってしもたけど

親方はまだ元気に健在してて、今でも

何か困った時には色々アドバイスくれたり。

オヤジの人生において、正に

「足向けて寝られへん人」

ってのがこの親方になる。

で、親方には料理よりも、

店の経営について色々と教わった。

いや・・・

親方も料理はできるんやけど、

弟さんの方が腕は上やったからな。

まぁ要するに、

メシ屋をやるにあたって

2人の師匠に教えを乞うたって感じ。

ほんで、親方によく言われたんは、

「”経営”と”料理”は全く別物」

これ100回くらい言われたかな?w

でもホンマその通りやと思う。

「料理できる」っていうだけで

店できるんやったら誰も苦労せん。

ココ勘違いしてる人、意外と多い。

知人の肉屋さんの話を借りるが、

「肉屋が焼き肉屋やると失敗する」

という、ジンクス的なもんあるらしい。

肉屋さんだけに、

肉にこだわりすぎるのが原因だとか。

それやったら逆に、

例えば、なんも知らん素人の方が

どんな店やるにしても

なんも知らんが故に、かえって

上手くいったりすることが多いとか。

ちょっと例え話が過ぎたか。

とかく、

必ずしも「料理ができる」からといって、

それが「店できる」とイコールでは無い。

そんなことを2年間言われ続け、

ある種「刷り込み」に近い状態に

気付けばなってたって話w

親方の刷り込み?(その2)

で、刷り込みの話続けるが

「安いメシ屋」のコンセプト

というのは、およそこの

親方からの刷り込みに寄る所が大きい。

簡単に、親方の話させてもらうと、

親方は元々は石川県(羽咋)の人間で、

大阪に出てきたんは、さかのぼること

もう50年以上も前のことになる。

高校出てすぐ夜行列車に揺られて、

大阪に出てきたらしくてな。

~中略~

(あんま長くなってもアレなんで自制w)

ほんで、その頃って

まだ「外食」ってもの自体

高級な時代やったらしく

大阪きて、初めて外食した時に

「なんで一杯のメシがこんな高いねん」

って、

そりゃもうびっくらこいたらしいわ。

「こんなもん毎日毎日食うてられるか!

もっと気軽に外食できる店ないんか?」

(案の定、そんな都合良い店ない)

・・・しゃーない

「ワシが作ったろか」

ってことで始めたのが

今も京橋に健在するお店(もとや)で、

もう半世紀以上続いとるんやなコレが。

(追記>2022年11月を持って閉店)

で、その当時は低価格なメシ屋って

ホンマに無かったらしく、

まさに革新的なメシ屋の誕生やったわけ。

まぁ、細かい事言えば

最初はラーメン屋から始めたらしいが

あれこれやってく中でメニューも増えて

今の大衆食堂スタイルになったみたい。

んで、

親方のサービス精神ってハンパなくって、

「これで充分やん?」って所から

「更にもう一品付ける」みたいな。

「安く腹一杯食わしてやるんじゃ!」

って言いながら毎日メシ炊いてたな。

価値提供って言葉あるが、

まぁ、アレが”ほんまもん”やなと。

そんな親方に習って、オヤジも

今はこんな商売やりにくい時代やけど

なるべく親方に沿うように

「安いメシ屋」がんばってるって感じ。

なので、

こっちも本気でメシ作ってるんで

出来るだけ残さず食べてやってくれると

オヤジも嬉しく思うんでよろしく。

ちょっと刷り込みの話から

断線気味になってしもたかも知れんが

要は、そういうコトを見たり聞いたり

また教えられたりしまくって

結果、刷り込みに近い状態に

なってたって話です。はい。

腹一杯のメシ=生きた証

ちなみに、親方はもう「ご隠居さん」で

今は現役は退いて「会長」的な存在。

ほんで実は、

そんな親方にオヤジは

幼少期の頃から世話になってて、

というのも・・・

オヤジの母親は、

親方の店のパートさんやったから。

オヤジは母子家庭で、

当然オトンはおらんから

ガキの頃から親方が

オトン代わりみたいな存在やった。

もちろんメシも食わせてもらったし、

オヤジが半分グレた時でも、

懲りずに、よう世話してもろた。

そんなわけで、オヤジは幼少期から、

「客には安く腹一杯食わせてやりたい」

っていう、

親方の生き様みたいな部分を、

ずっと見て育ってるもんやから

安いメシを出すって事が、

ごく普通の感覚になってもーてて、

やや「刷り込み状態?」って部分は

どうやっても否めないって感じw

確かに、

オヤジの店は、他所からみれば

「利益度外視」な店やし

意味不明な経営してるかも知れん。

しかし、今し方書いた様に、

ずっと、そんな親方のスゲぇ

生き様見ながら育ってきてるから

安値でメシを提供すること自体、

今では誇りすら感じる。

ま、一部の「利益重視」信者どもからは

「薄利多売」を非難する声をたまに聞くが、

お前ら如きが親方の何知ってんねん?

って、いつも腹立たしく思う。

紙の上(ネット上)だけで

エラそうに講釈垂れちゃってて草。

まぁ毎日毎日、贅沢品ばっか

口にしてるような人間には

大恩ある親方の尊い考え方なんぞ、

1ミリたりとて理解不能やろうが。

せやけど、1つ言うとくと

金なんて、あの世行きゃ「ただ紙切れ」

(否、お金が無駄とは言ってないw)

考え方、押しつける気は無いが

オヤジとしては財産残すより、

「生きた証」残す方が、

人生悔いないと思ってるからな。

その「生きた証」ってのが、

「人の為に何かすること」であって

オヤジの場合、それが今のメシ屋になる。

ま、オヤジに出来るのは

並のメシを作ってやるくらいやが。

せやけどせめて、

出来るだけ安くメシを提供出来れば

少しは社会貢献に繫がるかと思うし

それが結果、生きた証になるんちゃうかと。

なんとなくやけど、そんな風に思ってる。

・・・でもまぁ、

ここまで言うといてなんやけど

「逆に値段取り過ぎる方が抵抗ある」とか

冷静に考えるとホンマ、ヤバイな(笑)

(刷り込みってコワ!w)

とまぁ、それはさておき。

長年、親方がしてきた偉業に比べれば

まだまだ社会貢献って意味では

全然敵わんし、どこまで出来るか分からんが、

なるだけ親方の域まで辿り着けるよう

これからも安いメシ屋、続けていこうと思う。

尊敬できる人はいてるか?

親方の話、ちょっと書き加えとく。

昭和と平成を越えて、

今はもう令和やけど

生きてる時代そのものからして違う。

オヤジと親方なんて

50以上離れてるわけやし。

けど、時代が変わった所で

尊敬する人ってのは変わらん。

で、ちょっと話脱線するが

商売も、外食産業なんかは特に

昔に比べたらやりにくい。

けどそこは、今を生きてる若人が

がんばって知恵ひねるしか方法はない。

きっとそうやって

歴史は積み重なってきたんやろうし。

そんな中、

オヤジは出来るだけ親方真似て

安いメシ屋やってる、とは書いたが

もしかしたら、それ自体

真似事にすらならん可能性だってある。

けどせめて、そない儲かりはせずとも

コレを”貫き通す”ってことくらいなら

なんとか達成できそうな気するし

それができたら、最低限

悔いの無い人生にはできるかなと。

まぁそんな風に思ってるわけやが

それもやっぱり尊敬出来る人

あってこそのもんやとも思うワケで。

なので、付け加えときたいってのが、

人生誰でも、

親以外で尊敬できる人って

1人くらいおると思うねん。

オヤジにとっては

親方がまず第一に浮かぶ人。

(もちろん他にもおるけど)

もし尊敬する人おらんって場合

そんな人、1人は見つけとくべきやで

と、オヤジは絶対おすすめしておく。

以上、ちょっと付け加えたかった話。

まぁ「刷り込み状態」については、

少々、度が過ぎるかも知れんがな!w

そんなわけなんで、オヤジの

安いメシ屋に対するコンセプトについて

少しでも伝わってればと思う。

決して安いからって

安いなりに作ってる訳でもないし

その辺はどうぞご安心を。

安いメシ屋にこだわるオヤジの偏りすぎ?な持論。本当の料理人とは?

あ、まだまだ続くから

珈琲でも飲みながら

一息入れて読んだってや?

ほんまボチボチでかまへんのでw

てか、すでにこんな所まで

読んでくれてることに驚きやが。

すばらしい、どうもありがとう。

・・・では後半続けるが、

そんな、やや苛烈とも取れる?w

「刷り込み脳」にさせられた

オヤジやったワケやけど

なんやかんやで、

あっという間に2年が過ぎて、

めでたく自分の店オープン。

せやけど、

実際に自分で店やってみると、

なんとまぁ大変なことw

石の上にも5年

修行中、耳タコなるほど言われてた

「経営と料理は別物」を肌で感じながら

追われるような毎日を送るように。

店やるのって、

想像してたんと全然違うくて

特に出だしなんかは、

ドタバタしてた記憶しかない。

今でも、まだまだ

駆け出しのオヤジではあるけどな!

日々、精進。

それでも、

最近はインスタ始めてみたり、

こうやってブログ始めてみたりと、

ちょっとは余裕出てきたんかなって

自分なりには感じてる所。

で、

修行のお陰もあって、調理に関しては

そこそこ出来るようになったとはいえ

とにかく経営面がさっぱり(笑)

見よう見まね状態なもんで

毎日が勉強の繰り返しって感じ。

親方ですら、

「50年やっても商売(経営)ってのは分からん」

って言うてるくらいやから

ホンマ奥深いもんなんやと思う。

まぁ、商売(経営)については、

年月かけて鍛錬していけばええにしろ

もっと大事なことを

最近考えるようになってきて、

書いた通り、そんな追われるような日々

送ってたもんやから、中々落ち着いて

メシ作りに関して、じっくり考える余裕

みたいなんが、今まで無かったんよな。

石の上にも三年」とは言うが、

オヤジの場合は5年ほど必要らしいw

で、最近になって

ようやく落ち着いてきたかなって所で

偉そうにも「メシ作りとは?」

みたいなコトとか考えるように。

そこで辿り着いたんが

「本当の料理人とはなんぞや」

って部分。

料理人ってのはそんなに偉いのかい?

「料理人」って

どう考えても偉いもんちゃう

って事を、声を大にして言いたい。

特に「厨房」っていう、ぬるま湯に浸かって

エラそうにふんぞり返ってるような

アホンダラなコックとか、もう論外。

「★が何個」とかで格付けされて、

料理を自分のブランディング

いわゆる”カッコつけ”の為だけに利用する

そんな勘違い野郎には決してなりたくない。

「素材」取ってきてくれる

命がけの人等がおらんことには

結局はなんも出来へんくせに。

・・・のくせにやで?

いっちょ前に市場とかでは

買う側として、うんちく垂れ流して

さも、エラそうな態度で仕入れしてるとか

見ててホンマ草やねんけどw

言うが、「料理」って命のやり取り。

人間が生きるために命もろとるワケで。

それを自分のブランディングの為に

利用してるとか、

それこそ人間のエゴの塊やし

よくもまぁそんなんで

「僕、料理人なんです」とか

エラそうに言えるなって話。

「オレはA5ランクなんだモ~」

とか思って、

牛さんも草食うてへんやろし、

「アタシは100万円の魚なのよ~」

とか思って、

マグロさんも泳いでるわけやない。

全て人間が勝手に格付けしたもんに過ぎん。

もし、動物が喋れるようになったら

「何勝手に位とかつけてくれとんねん」

って、真っ先にシバかれるやろな。

家畜かて、魚達かて、植物達かて、

お前さんらのブランディングの為に

この世に生まれてきてるんやない。

「食物連鎖」ってモンに、

唯一反して、生き延びてる人間こそ

もっと生物たちに感謝すべき所。

人間以外の生物たちからしてみれば、

人間なんざ、おらんくなっても

な~~~んの影響も無いが、

(むしろ、おらん方がええやろな)

人間は、他の生物おらんくなったら

まずもって生きてられへんねんで?

以上、

くれぐれも勘違いせんように

メシ作りしていきたいもんやな。

食への敬意

ちょっと熱くなったが。

・・・まぁ、そうは言うものの、

人間として生まれてきたもんは

誰のせいでも無いし、オヤジかて

食わんことには生きていけんからな。

せやから、

日頃から感謝の気持ちを忘れんと

美味しく残さず食わせてもらうこと

最低、その程度のことは意識すべき。

願わくば・・・

好き嫌い言わんと食ってもらいたい。

まぁアレルギーとかもあるやろから、

無理強いはせんが。

だから、オヤジは

お客(主に常連さま)の嫌いなもんは

なるべく覚えるように努める。

残される位なら、

他の人に2個付けたって

残さず食べて貰えるようにしたいからな。

自慢やないが、オヤジの店は

「残飯」って、ほとんど出ない。

日本って食品ロス大国やけど、

もっと大企業も率先して「ロス軽減」

・・・っていうかゼロにしてもらいたいね!

※上記の様なシーンが日本中で

毎秒と言っていいほど

繰り広げられとるわけやが、

なんと勿体ない事よ。

まぁオヤジがこんなトコで

ウダウダ言っててもしゃーないんやが。

けどせめて、見てくれた人だけでも良い。

「食への敬意」はくれぐれも忘れずに、

ということは伝えておきたいと思う。

「お残し」アカンで?

世のオカン達の方がよっぽど料理人

それから、星の数が何個とかで、

「コック=料理人」名乗るような

愚かなバカも存在するが

そんな、しょーもないコトで

コックだなんだ言うくらいなら

のオカン達の方が、よっぽど

「コック=料理人」ちゃうかね?

と、オヤジは常々思ってる。

毎日毎日、ちゃうメニュー考えて、

子供のために栄養とかバランスも考えて、

嫌いなもんあったら工夫して、

飽きられへんように勉強・研究して・・・

しかも、オヤジ等みたいな

「商売」と違って、その全てが「無償」

「エラい料理人」ってのは

さぞ、ええ給料もろとるんやろ?

オカンは無償の愛情で

メシ作ってんのやで?

オヤジの店は、主に男性の

”1人モン”が多い店やから

あんま主婦とかってのは少ないが、

それでもたまには

子連れ(家族)で来る人等も当然もおる。

その中で、

とある日の子連れのお母さんに

言われて嬉しかったひと言。

「今日はご飯サボれるし、安く済んだ」

このひと言に、オヤジはえらく

充実感みたいなものを与えてもろた。

わずか1回の食事すら作らず済む

ってだけで、

そんなにラクに感じてもらえるのか

そして、

「サボる=楽する=相応のお金必要」

って概念を、多少は崩せたんかな?と。

安いメシ屋ならでは感想やったと思う。

更に言うと、毎日の食事に追われる

主婦やからこその、ひと言やったなと

オヤジは今でも記憶している。

で、

飲食に携わる奴らってのは

ソレで給料もろとるんやから、

世のオカン達からしてみれば、

さぞ、ええ身分に見える事やろう。

せやからオヤジはメシは作るけど、

必要以上に高い金額は取らん。

オヤジの店来た時ぐらい

ラクしてってくれたら、それでええ。

特に、高すぎる金額取ってる

エラそうなコックのおる店は

その何割かでもええから、

世のオカン達に還元してやれよ。

コックなんて名乗ってようが、もれなく

オカンに育ててもろてるハズやからな。

オカンへのリスペクト忘れたらアカンで。

「安いメシ屋」で何が悪い!

さて、少しは「安いメシ屋」に対する

オヤジのこだわりは伝わってきたかね?

でもま、

散々書いといてなんやけど、

オヤジの超偏った個人的な意見なんで

別に共感してもらおうなんて

ひと欠片すら思ってないんで。

また、共感せーへんかったら

店来たらアカンって話でもないしw

ただ、あんまりお客と

ここまでの内容、

喋る機会ってないもんやからな。

せっかくブログもある事やし、

もし、ゆっくり読む時間あるんなら

暇つぶしでかまへんから読んだって?

って、そんな感じなので悪しからず。

そやな、でも願わくば、

オヤジの安いメシ屋に対する

心意気を少しでも汲んでくれるなら、

例えば「残さず食べる」とか?

そんな小っちゃい事でもかまへん

何かの切っ掛けになれば、これ幸い。

「安いメシ屋」って言うだけで

材料何使ってるか分からんし怖いとか、

利益を第一に考えてない店は、

「安く提供⇒利益薄⇒品質低下」的な

負のスパイラル起こしやすいとか

マジでどの口が言うてんねん?って話。

(某動画サイトおよびSNS等、参照)

オヤジの店のことなんて、

1つも知らん連中の、勝手な意見なんかに

くれぐれも流されんように頼む。

ってか、

普通に他所と、そない大差ない材料

ちゃんと使ってるわ!

ま、こっちとしても、

そんなガセネタみたいなもんに

イチイチ流されるような人間に

店来て欲しいなんて思わんけどな。

確かに、利益先行では無いが、

品質低下とか何の話?って感じやし

安い店ってだけで入らんとか

オヤジには理解不能。

安いメシ屋で何が悪い?

って言いたくもなってくるぜw

金じゃ腹一杯にはならん

まぁ「自己利、最優先」的な

阿呆な人間には一生分からん話やろな。

ただ、

「自分1番は、自滅も1番」

なので、くれぐれもお気を付けて。

あ、もちろんやけど

皆が皆そうというのではなく

ごく一部の人間の話なので誤解なく。

あくまでも、

「オヤジはそうなりたくない」

って、ただそれだけのコト。

けど、そんな一部の意見でも

信じてまうヤツおるのもまた事実。

残念やが、

仕方の無いことも世の中あるからな。

ま、そんな人間もおるが、

分かる人には分かるであろう

当然っちゃ当然のこと言うてるし

変わらずこれからも

「安いメシ屋」続けていく所存。

かといって、(さっきも言うたが)

何もオヤジの意気込みに賛同せな

店来たらアカンとかでもないんで、

気軽に食べに来てくれたら、それでええ。

けど、当然「お残し」は許さんので

好き嫌いあるなら必ず先に言うように。

そんなワケで、少しずつでも、

食べるということについて

真剣に考えてもらえるようになれば

オヤジとしても嬉しい限りである。

ま、金じゃ腹いっぱいにはならんわな↑↑

仕事の本質

じゃちょっと長くなってきたんで

あと少し伝えて終わりにしようか。

世の中、どんな仕事でも共通して

「本質」ってあるやろ?って話。

オヤジの場合は、

できるだけ安価でメシを提供することが

第一にやるべき仕事になるが。

そこで大事なんは「メシ作り」って、

ぶっちゃけ言うてしもたら

結構、めんどくさいもんよ(笑)

でもやで?

その面倒くさい事するからこそ、そこに

お客がお金払う価値があって商売が成立つ

(みなまで言わんでも分かる話やがw)

まぁ、要するに「価値の交換」

そこに仕事の本質があるわけで

これ考えながらやる、やらへんで

全然違ってくるということ。

せやから、オヤジはよく

「めんどくさいな~」って思った時こそ

「ちゃう、めんどくさいから仕事や」

って、言い聞かせてる。

・・・と、ずいぶん偉そうに書いたがw

もちろんオヤジかて

毎回出来てるかいうたら微妙やし

その点は、まだまだ精進せんとアカン所。

でもホンマ、本質考えるってのは

結構大事なことやと思うんで

どうぞ参考までに。

で、

自営なんかしてる人らやったら

それこそ、「特に」やと思う。

オヤジの場合はメシ作りやけど、

どんな仕事でも必ず

「めんどくさい事」ってあると思う。

せやから、

めんどくさいことに出くわす度に

本質から思い出す、、、

そしたら大概のことは乗り越えられる。

要は、仕事の本質とは何か?

その仕事やり遂げることで

誰かが、喜んだり、助かったりする。

それがあるからこそ、商売成り立つ。

でまぁ主に、

大半の仕事の対価として貰えるのは

「お金」ってことになるわけで

会社勤めしてはる人やったら

「給料」ってことになるわな。

なので、今後ぜひ1度

自問自答してみて欲しい。

「給料」でも「売り上げ」でも、

何でもかまへんから「お金」もらった時、

「この金額分の仕事は全う出来たか」と。

空腹も調味料

でまぁ、オヤジの料理は

そりゃ上を見たら、美味いもんなんか

世の中にはいっぱいあるわけで、

その中でいうたら、並程度かもしらんし、

口に合わんって人も、中にはおるやろ。

せやけど、

「毎日の食事」ってのもまたテーマやし

値段で愛想してる店やから、

(上記の理屈でいえば)

妥当な金額、頂戴してるって自負もある。

よ~く考えて、それが

「仕事量=もらえるべき金額」なのか

って辺りを、自問自答しながら、

その仕事に取り組むのがよろしいかと。

そしたら、きっと

やってる仕事や、お金のもらい方こそ違えど

毎日のメシも、より一層ウマいもんになる

・・・と、思っているw

まぁ、そこまで考えられるような人間は

きっと全うな仕事っぷりしてるやろうから

相応にハラも減るはずやからな!

空腹も調味料のひとつ。

要するに、

満足にウマいメシを食いたいなら

全うに仕事こなしてこいって話やな。

まとめ:「安いメシ屋」として、ブログを通してオヤジが伝えたい事

ほんじゃええ加減そろそろ

今回の話、締めとこうかねw

オヤジとしては、

親方の話の所でも書いたが

「なんで1杯のメシがこんな高いねん」

っていう世の中には

なるべくしたくないって想いがある。

「外食」そのものが、

金持ちだけの特権になってしもたら、

例えば、

一人暮らしなんかしてる子らやったら

すげぇ大変なんちゃうか?

果たして、1000~2000円・・・

ましてそれ以上の金額するメシを

毎度3食連続して

気にせず食えるなんて人間は、

そんなに多数おるだろうか?

恐らく大半の人間が厳しいと思うはず。

全員が全員、

自炊で済ます言うたかて、

中には「ホンマに料理でけへん!」

っていう人間かておるやろ。

せやったら、

せめてオヤジの店くらいは

存在する意味もあるやろうし。

ただまぁね、そうはいうても

オヤジかて、しがないただの一般人やし

まさか赤切ってまで商売続けてもおれん。

なので、もし今後、

経営的に厳しくなってきたとすれば

何とか手の届く範囲の価格で

調整しながらやってくつもり。

「長く続ける」

というのもまた達成せねばならん

ミッションの1つでもあるからな!

ま、オヤジも予言者ちゃうんで

将来どうなるかなんてのは分からんが、

出来るだけ安価で提供する気持ち

というのは変わらんので

あんま細かい事は気にしすぎず

本質的なメシ作りに励んでいこうと思う。

ええメシ食うのに、金はちょっとでええ

せやけど注意して欲しいんが、

そんなある種、慈善事業みたいなこと

ずっと言い続けてるオヤジやけど

「働かざる者食うべからず」

という精神も

きっちり持ち合わせてるからな?

がんばって、ええ仕事してきた暁には

オヤジのとこで、お得にメシが食えると

そんな風に考えてもらいたい所。

オヤジかて、

どうせ同じ身を切るんやったら

がんばってる人らの為に

切ってやりたいしな。

オヤジは自分のブランディングの為に

メシ作ってるんやないし、かといって

タダメシ喰らいに来るようなヤツのために

店開けてるわけでもないからな?

「安いメシ屋」やり続けるってのは、

オヤジに出来る、わずかな社会貢献。

無愛想やし、

コミュニケーションも下手やけど

オヤジなりに考えついた1つの本質を

具現化して、今日もメシを炊いている。

出来れば、ウチに

メシ食いに来てくれる人ら全員が、

ええ仕事を全うして、

ええハラの空かし方して、

ええメシ食ってくれたら

オヤジの理想の店が完成する(ハズ)

・・・知らんけど(笑)

ともあれ、

毎日ダラダラ生きてんなよ?

一生でおよそ

「60000食」ほどしか満足に食えんメシ。

(日3食平均寿命辺りまで食った仮定)

その中の、たとえ1食でも

ダラダラ食ってたらもったいないし、

生物たちにも失礼極まりない行為やしな。

めしや幸に限った話かもしれんが

「ええメシ」食うのに

カネはちょっとでええ。

間違っても、

カネでメシ食うような

しょーもない人間にはなるな。

ええ仕事して、

ええメシ食って、

ええ人生を送ってくれ。

オヤジは微力ながら、

コンセプトに沿って

毎日の食事で世話させてもらう。

ちょっと長くなってもーたけど

最後まで読んでくれておおきに。

不定期やけど、また書きにくるわ。

てな訳で、今回はこの辺で。

おしまい

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これだけデジタル化が進んで

今更ネットのお勉強を始めたオヤジ。

今までメシしか作ってこんかったが

これを機に色々勉強してみようかと。

まぁ、金は失うことあっても

知識は失うことないしな(笑)

後悔せん生き方していこう

幸のオヤジでした

コメント

  1. 匿名 より:

    しょっちゅう通わせていただいているオッサンです。

    この記事を読んで、心から感動しました。
    ますますファンになってしまいました。

    てか、文章も料理に劣らずめちゃくちゃ美味いですね。

    • kohsan より:

      すんません!移転やらなんやらでバタバタしてて、ブログがちょっと放置状態でした汗
      読んで頂きありがとうございます♪
      ようやく落ち着いてきたんでブログも再開しようかと思ってます~
      また楽しんで貰えるような文章書いていきますのでよろしくです!

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