まいど、幸のオヤジです
ウチは基本
「ノルウェー産のサバ」を使ってるんやが
今日はそんな脂ノリノリで
日本のサバの数倍、美味い
ノルウェーサバについて書いてみる。
日本人に馴染みの深い鯖(サバ)。
オヤジは庶民的な料理しかできんが、
松輪鯖とか、金華鯖とか、
とにかく日本人にとって身近で
有名な料理もたくさんあるサバ。
まぁサバと言えば、
味噌煮(煮付け)、塩焼き、
竜田揚げ、などなど、
オヤジの店でも定番になっている
定食としても扱いやすい代物。
オヤジも、もちろん好物やが、
オヤジの師匠はもっと好きやったw
魚好きとしては、サバを使った定食って
絶対外されへん所ちゃうかなと思う!
今回はサバはノルウェー産に限るぜ!
ってことを伝えられればと思う。
ってことで、最後までよろしく
ノルウェー産サバを推す、めしや幸のオヤジの話
ほんじゃ、サバについて
色々書いてみようと思うけど、
別にオヤジは魚博士でも何でもないんで
めしやの個人的な意見やと思って
気楽に見てやってくれ。
店ではよくサバ定食やっとるけど
サバについて、少しくらい知ってる方が
なんとなく味わい方も変わってきそうやん?
(関係ないかw)
ま、あんましウンチクうるさいのは
好みではないので、ほどほどにしますw
で、
サバもどうせ食われるなら
少しくらい自分の事分かってもらいたい!
・・・って思ってるハズやからな!
しらんけど。
ま、冗談はさておき
有り難く食うための記事やと思って
見てやってくれればと思う。
ノルウェーサバの収穫時期
ノルウェー産のサバとして、
日本で有名なのが、いわゆる
「大西洋」で取れるサバの事。
簡単に、大西洋のサバの回遊を説明しとくと、
スペインの沖で産まれた後、サバの稚魚は、
英国の北側を通って、餌場に向かうんやな。
ほんで、北側の餌場で成長したのち
ノルウェー沿岸で産卵群を作って
秋頃から再度、産卵場所へ回遊してくる。
※場所よう分からんかも知れんので
一応、地図載せといたるわな~
んで、魚は結構なんでもそうやが、
産卵前って脂も少なくてイマイチ
サバも例外ではなく、
ノルウェー沿岸に上がってきたてのサバは
脂が非常に少なく、食用としてはどうなん?
っていうレベル。
せやから、産卵期前を
ノルウェーの漁師達は狙うわけやな。
待ちすぎて、
産卵期にかち合ってしまえば
体の栄養が主に卵に使われるし、
今度は脂が抜けていくし。
とまぁ、
オヤジの簡単な説明はこんな所。
ノルウェーサバが
どんなタイミングで捕られてんのか
ちょっとは知っとくと面白い。
1980年代を境に乱獲によって減るサバ
日本の漁業が盛んやった頃、
「マサバ太平洋群」ってのがあったらしい。
オヤジもまだ
生まれるや否やのガキんちょの頃やし、
よく知らんのやが、
オヤジの師匠なんかも言うてたけど
「まさかサバがこんなに高くなるとはな」
っていうのはチラホラ聞く話ではある。
数字で言うとくと、
1980年前に5000万トンから
2000万トンまで急激に落ちたらしい。
まぁ当然のごとく、それに比例して
マサバの親魚量も比例して落ち込んだと。
ほんで調べてみたら分かったけど
資源量減少の原因ってのは
その頃のアホな日本人による乱獲
らしいわ。
ホンマ、
アホとしか言いようがない位、
計画性のない漁業が
当たり前になってたのが原因とか。
さっきの話、「産卵期」とか
そういう周期とか全く考慮せんと
獲れるだけ獲ってたみたいよ。
「無限に獲れる」
とでも思ってたんやろか?
だとしたら、相当めでたい思考やなw
まぁオヤジが予想するに、
生態系を考えるよりも
利益(カネ)最優先っちゅーかね、
大体そんなとこやろ?って感じ。
いかにもアホが陥りそうな思考。
お陰で今を生きる我々が苦労する。
自分らはあぶく銭で、しこたま贅沢して、
もはや、この世におらんジジイ共もおるやろ。
悪しき一時代を作った
いにしえのアホ日本人、、、
・・・おっと、ついまた小言がw
まぁそれはさておき、
ほんでや、
その後、現在までずっと
サバの資源量って、
極めて低い水準で推移してんのよ。
ニュースなんかでも取り上げてたし
見たことある人おると思うけど、
90年代以降、この事態に
1番困ったのがサバの加工業者やねんな。
サバがとれへんねんから
そりゃまぁ死活問題やわな?
必死に代わりとなる魚を
海外で探し回った結果、
ノルウェーサバに辿り着いたんやな!
ノルウェーでは養殖魚の餌となっていたサバ
日本の加工業者が、
必死に代わりとなるサバを探した結果、
最終的にノルウェーのサバに注目。
ほんま、よう見つけたなw
っていうか・・・
マジで日本なんかの為にありがとう。
でも、そんなアホな日本やったけど
結果オーライな感じであったんも事実。
実はノルウェーでは、
サバを食べる文化がなかったらしい。
調べてみると、80年代までは
養殖魚の餌になるほど価値の低い魚
やったんだとか。
なんてこった。こんな美味しい魚が・・・
さぞ、養殖魚たちもご馳走であった事だろう。
せやから、ノルウェー側からしても
まさかの需要にびっくりしたことやろう。
ほんで、90年代に入って、
日本市場向けのサバ漁業が急成長って流れ。
日本を救ったノルウェーサバ
料理する人は絶対分かると思うけど
ノルウェーのサバって、
焼いてても、にじみ出る脂が違うし、
たき物しても、出汁の味が旨味たっぷり
って感じで、他使えなくなるくらい素晴らしい。
さっきも書いたけど、
魚って産卵期前が脂のってええ感じ。
ノルウェーのサバも同様に
産卵期前の脂がのったタイミングで、
捕ってくれてるからやねんな。
で、これが安定的に
日本に供給されてるので
我々はいつでも気にすることなく
サバを食すことが出来てるねんな。
あ・・・
サラッと言うてもーたけど、
「安定的に」やからな?
これがどんだけ幸せなことか!
まさに日本のサバ文化を守ってくれてる
と言っても過言ではないと思うで?
でも、
いくらサバ文化守ってくれてるいうても
美味しくなかったら辛いところやん?
ところがどっこい、
味も国産サバに引けを取らないどころか、
ノルウェーサバの方が美味しい
(とオヤジは思う)
最近じゃ、ノルウェーサバ
積極的に使う店も多くなってきてるしな。
ま、オヤジはずっと
ノルウェーサバがええって
口酸っぱく言うてきてるけどな!
たまにサバのウンチク語ってる
アホなおっさん見かけるけど、
「やっぱ国産に限るで~」
とかいうてるヤツおったら
心の中で思いっきり笑ってやれ。
確かに国産も美味いが、
ノルウェーサバも負けてへんし、
好みで言うたら
オヤジは断然ノルウェーサバ。
試しに一回焼いてみ?
脂の乗りが違うから。
ともあれ、
ノルウェーサバのお陰で
日本は1つの文化を守れたって事を
覚えておいてくれたら嬉しいで。
ノルウェー産サバ推し、めしや幸のオヤジの話「まとめ」
ほんじゃ簡単にやけど
ノルウェー産サバについて
オヤジの感情をぶつけてみた。
日々感謝して食すように頼んます。
ま、オヤジも店で使ってることやし、
(っていうか、かなり主力商品w)
書いておくべき事やと思ってな!
幸いなことに
ノルウェーではあまり需要のないサバ。
にも関わらず、
ノルウェーは安定したサバを供給してくれる。
日本のサバって需要があるため、
漁のタイミング早めたりとか
そのため、脂が乗り切っていない、
もしくは小さいウチにを獲ってまうねんな。
結果、良い状態のサバが減る。
ていう結果から考えれば、
安定してて、脂の量も充分な
ノルウェーサバに移行すんのも頷ける。
まぁ気持ちは分からんでもないが・・・
せやけど、現在になって
日本では東日本大震災の後、
サバの漁獲量が回復しつつある。
いにしえのアホな日本人の
尻拭いしてくれた人等に感謝
ま、今後は同じ轍を踏まぬよう、
日本の漁業のやり方自体
見直す必要があるんじゃないかね。
ノルウェーのように
安定したサバが獲れるようにな!
とはいえ、
オヤジに出来ることは
「残さず食べる」
「感謝して食べる」
それくらいしかないが(汗)
せめてそれくらいのこと
推進していけるように
毎日メシ作りしていきたいと思う。
なんか、メシ屋ですんませんw
とまぁ、以上。
オヤジの長い独り言
付き合ってくれてありがとう。
てことで、今回はこの辺で
おしまい
オヤジの想い
で、散々書いといてなんやけど
オヤジの話に興味持ってくれたのなら
もっと暑苦しい記事もあるよって宣伝w
オヤジが店やるまでの話とか
色々書いてるので
時間良ければ見たってね~
最後まで読んでくれておおきに。
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DMが1番レス早いと思うので
そこら辺よろしくたのんます。
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今日も良いメシを。
幸のオヤジ